令和3年度【地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する避難施設等への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業】宇城市ラポート防災機能強化事業【宇城市】
再生可能エネルギー設備
- (発電)太陽光
[33.0 kW] - (付帯設備)蓄電池
[16.4 kWh] - (省エネ等)高効率照明(街路灯含む)
事業内容
本施設は広域拠点避難所に隣接する規模の大きな複合施設であり、災害発生が多い本地域において多くの住民が避難できる重要な施設になっている。太陽光発電設備を導入することで平時の日中はその電力により電力量を抑制し、発電で余った電力は蓄電設備にて充電し、夜間放電することで太陽光発電による再生可能エネルギーを有効に活用することが可能となった。また、災害時にも活用されるロビーを高効率照明に置き換えることで、大幅に使用電力量を抑制することが可能となった。
今回導入する設備は平時に温室効果ガスを削減すると同時に、再生可能エネルギーにより災害時にも施設を稼働させることが可能となり、避難所としての機能を維持することができる。
設備の概要
・太陽光発電設備導入:太陽光発電設備(モジュール:33.0kW、パワコン:22.0kW、蓄電池:16.4kWh)
・高効率照明器具導入:高効率照明器具(高天井用:8台)
【導入設備の平時の役割】
・太陽光発電設備を設置し自家消費を実施することで年間を通してCO2排出抑制を実現し、発電量が十分な時に蓄電池に充電し、不足するときは蓄電池により補うことで再生可能エネルギーを有効且つ安定的に利用することが可能となった。
・高効率器具は既存の水銀灯と比較すると1本あたり400Wから120W等と約70%削減でき、8本のランプで確実な省エネ効果を実現し、器具のレンズ特性や配灯の見直し等から必要な箇所に必要な照度を確保することが可能となり、施設入口の利便性向上と省エネ性能の両立を実現した。
【導入設備の災害時の役割】
・外部からの電力供給が断たれた場合も、避難所となる部屋では照明を利用することが可能となり、また特定のコンセントを開放することで、携帯電話等の情報通信機器も利用可能となり、避難住民の安心感の向上に寄与できる。
・高効率照明器具(=特定負荷)に更新したことで少ないエネルギーで必要な照度を確保できるため、太陽光発電・蓄電池システムによる、より長時間の照明の運用が可能になった。
- CO2削減効果(見込み)
- 17.7 [t-CO2/年]
- 総事業費
- 8,227,000 円
- 補助金額
- 4,037,000 円
- 完成年月
- 令和4年2月(2022年2月)
- 事業期間
- 令和3年11月(2021年11月)~令和4年2月(2022年2月)
施設の概要
- (名称)
- 宇城市小川総合文化センター・ラポート
- (建物の種類)
-
県民会館・市民会館・公民館
文化施設
- (防災上の位置づけ・機能)
-
避難施設
- (所在地)
- 熊本県宇城市小川町江頭80
担当窓口
オムロンソーシアルソリューションズ株式会社(宇城市)
電話:080-8941-4156
E-MAIL:Kento.Yoshimori@omron.com
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