平成30年度補正【地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業】ホテル田園プラザへの木質バイオマスボイラー導入事業

再生可能エネルギー設備

• （熱供給）バイオマス
  ［240 kW］

事業内容

川場村では、面積の大部分を占める豊富な森林資源を背景に、木質バイオマス利活用の取り組みを推進しており、総合計画では、田園プラザをはじめとする公共施設において、災害時には、避難者等を受け入れられる体制を整えるなど、防災拠点としての充実が求められており、本事業では、ホテル田園プラザを対象に既存灯油ボイラーや灯油温水暖房装置から木質バイオマスボイラーへ転換し、地域の森林バイオマス資源を活用し、木材コンビナート製材施設において製造された木質チップの活用によって、平時には、ボイラーや暖房装置燃料としての灯油使用量を削減し、地域のエネルギー起源CO₂削減を図り、災害時にも施設への暖房・給湯・加温等のエネルギー供給を行う木質バイオマスボイラーの機能発揮に資するシステムを構築した。

設備の概要

木質チップボイラー 240kW

【導入設備の平時の役割】
・地域の木質資源を活用した木質バイオマス導入事業を推進し、建て替えが予定されている役場庁舎及び周辺施設等の公共施設のほか、その他の温泉施設や株式会社世田谷川場ふるさと公社施設である世田谷区民健康村ふじやまビレジ及びなかのビレジ等の村内施設での導入を検討しており、世田谷区等首都圏へのPR効果も高い。
・官民一体となった地域の低炭素化及び災害時の熱供給を行う事例は木質バイオマス熱利用を検討する地方公共団体等に対する高いモデル性・先導性がある。

【導入設備の災害時の役割】
・災害時においては、ホテル田園プラザ内の温泉の加温に活用し、避難者等の入浴を可能にする。

施設の概要

（名称）

ホテル田園プラザ【群馬県川場村】

（建物の種類）

観光交流施設（道の駅等）

（防災上の位置づけ・機能）

避難施設

（所在地）

群馬県利根郡川場村谷地2419