令和5年度補正【地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業】長島町レジリエンス事業【長島町】
再生可能エネルギー設備
長島町役場

- (発電)太陽光
[302.5 kW] - (付帯設備)蓄電池
[3,456 kWh] - (省エネルギー設備)高効率空調機器
事業内容
大規模な太陽光発電設備、鉛蓄電池を整備し、併せて、再生可能エネルギー出力制御システムを導入し、役場庁舎のオフグリッド型エネルギーシステムを構築。役場庁舎に対して優先的に太陽光発電電力を供給し、余剰が生じた場合は、鉛蓄電池へ充電を行う。さらに、蓄電池の残量をEMSで把握し、余力がある場合は、併設する開発総合センター(補助対象施設)へ供給を行う。このオフグリッド型エネルギーシステムの導入により、災害時(停電時)に商用電力が途絶えた場合においても、特定負荷に対して72時間分の電力を確保し、防災拠点等として最低限の事業継続が行えるよう整備を図った。役場庁舎及び開発総合センターでは、施設全体が特定負荷となり、EMSやBEMS設備にて蓄電池の残量を確認し、余力電力を照明・空調設備に供給し、OA機器用コンセントへの電力供給も可能とした。
設備の概要
再エネ設備(再生可能エネルギー出力制御システム)・太陽光発電設備(ソーラーカーポート等):302.5kWp、パワーコンディショナー:300kW、鉛蓄電池:3,456kWh、EMS・BEMS(制御装置システム):1組、高効率空調設備(室外機53台、室内機63台)
【導入設備の平時の役割】
平時及び災害時ともに、太陽光発電設備で発電した電力を役場庁舎内で自家消費する。
本事業では、まず既存の空調設備を高効率設備に更新することにより、電力需要を削減した。次いで、残りの需要電力を太陽光発電及び鉛蓄電池・再生可能エネルギー出力制御設備により賄うことで、役場庁舎では電力会社からの電力供給が一定の条件下を除きほぼゼロとなり、それに伴って大幅なCO2排出量削減を図った。また、再生可能エネルギー出力制御システムの制御装置により、需要電力の状況を監視しながら、開発総合センターの一部に電力供給を行うことで、開発総合センターにおいても電力使用量の削減に伴うCO2排出量削減を図った。
設備導入によるCO2削減効果を持続させるために、設備の定期的な保守運用・更新を行う。
【導入設備の災害時の役割】
地震や台風などの災害が発生した場合は、平時と同様、太陽光発電・蓄電池・再生可能エネルギー出力制御設備によって役場庁舎全体と開発総合センターの一部に電力が供給されるため、災害時でも電力の使用が可能となる。今回の設備導入では、緊急時に特定負荷に対して、晴天時、曇天時のどちらの想定発電量においても、72時間分の供給が可能となり、雨天時は蓄電池と既設非常用発電機をバックアップとして併用し電力を賄う。
また、従前の発電機が電力を供給する回路(G回路)以外のコンセント等についても利用できるようにし、72時間で賄う特定負荷以外についても、再生可能エネルギー出力制御システムやBEMS設備にて蓄電池の残量を確認し、運用上生じる余剰電力も効率的に利用して照明や空調の運転も行えるようにする。
- CO2削減効果(見込み)
- 144.3 [t-CO2/年]
- 総事業費
- 719,829,000 円
- 補助金額
- 288,441,000 円
- 完成年月
- 令和7年1月(2025年1月)
- 事業期間
- 令和6年7月~令和7年1月(2025年1月)
施設の概要
- (名称)
- 長島町役場、長島町開発総合センター
- (建物の種類)
-
庁舎・行政機関施設
- (防災上の位置づけ・機能)
-
防災拠点
避難施設
- (所在地)
- 鹿児島県出水郡長島町鷹巣1875番地1、1877番地3



担当窓口
長島町役場 企画財政課
電話:0996-86-1134
E-MAIL:kizai@town.nagashima.lg.jp
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