令和5年度補正【地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業】秩父別町地域マイクログリッド構築事業【秩父別町】
再生可能エネルギー設備
秩父別町地域マイクログリッド

- (発電)太陽光
[505.92 kW] - (付帯設備)蓄電池
[1,200 kWh]
事業内容
秩父別温泉周辺エリアは、町防災計画における指定避難所となっている秩父別温泉、交流会館、ファミリースポーツセンターをはじめとして多数の公共施設が密集しており、町の観光、交流、防災等の拠点として重要なエリアとなっている。中でも秩父別温泉は、町内外から年間16万人に利用されている施設で、CO2排出量は約2,300[t-CO2/年]で、町全体の約10%を占めるほど大量のエネルギーを消費していることから、省エネ化や再エネ活用が課題となっていた。 本事業は、令和5年度から令和6年度で、秩父別温泉周辺エリアの陸上競技場跡地に太陽光発電設備と蓄電池、受変電設備等を整備し、自営線で9つの公共施設(補助申請対象は指定避難所3施設)と結ぶことにより、地域マイクログリッドを構築した。 これにより、平時において、太陽光発電により生み出された再生可能エネルギーを地産地消し、ゼロカーボンの推進を図った。 停電時においては、電力会社の送配電ネットワークから自動で切り離して自立運転モードへ切り替えることにより、マイクログリッドエリア内の指定避難所などへの電力供給を可能にした。
設備の概要
太陽光発電設備(モジュール:505.92kW、パワコン:400kW) 蓄電池設備(蓄電池容量:1,200kWh、パワコン:200kW)※ナトリウム・硫黄電池(コンテナ型) 受変電設備、自営線設備
【導入設備の平時の役割】
太陽光発電で得た電気を自営線でつないだ公共施設に給電して使用し、余剰分は蓄電池に蓄電して夜間需要への対応やピークシフトに活用することにより全量自家消費する。
また、当該電気の利活用状況のモニター表示等によるPR、環境教育への活用等により、住民の環境意識の向上や他自治体への水平展開を図る。
【導入設備の災害時の役割】
系統連系盤において電力会社の送配電ネットワークから自動で切り離し、太陽光発電と蓄電池により自営線でつないだ各施設への電力供給を可能にし、用途を制限して運用することで、マイクログリッドエリア内の指定避難所3施設で最低1日以上の自立運転を可能とした。
- CO2削減効果(見込み)
- 220.7 [t-CO2/年]
- 総事業費
- 868,454,400 円
- 補助金額
- 268,711,000 円
- 完成年月
- 令和7年1月(2025年1月)
- 事業期間
- 令和5年9月~令和7年1月(2025年1月)
施設の概要
- (名称)
- 秩父別温泉、交流会館、ファミリースポーツセンター
- (建物の種類)
-
体育館等スポーツ施設
入浴施設
その他
- (防災上の位置づけ・機能)
-
避難施設
- (所在地)
- 北海道雨竜郡秩父別町字秩父別2085番地、1264番地




担当窓口
秩父別町役場 企画課
電話:0164-33-2111
E-MAIL:kikakuka@chippubetsu.jp
URL:https://www.town.chippubetsu.hokkaido.jp/